警察庁とJAFが合同で実施しているシートベルトの着用状況調査では、ドライバーの着用率が90.7%であるのに対し、後席乗員の着用率はわずか7.5%でしかありません(図1)。
また、後席シートベルトの着用率は高速道路でさえ11.5%であり、まだまだ低い数字と言わざるを得ません。
JAFユーザー調査によると、後席シートベルトを着用しない理由として、装着のしにくさ、窮屈感などに続き、「事故からの危険性が低い」という理由も上位に挙げられています(図2)。
このような着用率の低さはデータだけでなく、実際の事故状況にも現れています。
車外放出とは、乗員が車のガラスを突き破ったりして車の外に投げ出されてしまう事故状況を指します。車外に放出されると、硬いアスファルトに身体を強打するばかりか、後続車両などによって轢かれる危険もあります。また、周囲の走行車両が飛び出した乗員を避けようとして2次的に事故を発生させてしまう恐れもあるのです。

 過去3年間(平成12年〜14年)の高速道路における交通事故の死者数は905人でした。
運転席での死者のうち、車外放出による死者は17.2%、助手席では26.7%でした。
それに対して、後席では41.3%と、運転席に比べて2倍以上も高い確率で車外に放出されて死亡しています

クルマにはいくつもの安全装備がなされていますが、「まっさきに思いつく車内の安全装備は?」と問われたら、大半の人はシートベルトを挙げるのではないでしょうか。もっとも手近にあり、誰にでも手軽にできる安全装備、それがシートベルトです。クルマには、シートベルトをしなくても安全な場所というのはありません。

 これは6歳未満の子どもにおいても同様です。子どもにとって、おとなのシートベルトに相当する安全装備がチャイルドシートです。

  
  
 
  
 

ゥ COPYRIGHT 2002 ALL RIGHTS RESERVED YOURDOMAIN.COM